ノルグライドPTFEドライベアリング

ノルグライドベアリングとは？

ノルグライドベアリング

ノルグライドはPTFE、バックメタル、中間層を組み合わせたメンテナンスフリーすべり軸受で、優れた自己潤滑性によって軸直方向や回転方向の摩擦力をコントロールします。 PTFEコンパウンドは、要求される性能を実現するために当社独自の材料開発がなされ、バックメタルには用途や目的に合わせてアルミニウムやステンレススチール、アルミニウムやブロンズを貼り合わせたクラッド鋼を選択することができます。中間層には相手部品のより大きな公差の吸収、耐荷重性やサイジング加工性を向上させるなどの目的で、ブロンズやステンレススチールのメッシュもしくはストレッチドメタルが追加できます。

サンゴバンでは、お客様の個別の用途、使用環境、技術要求に応じて最適な材料や形状を提案し、必要に応じてお客様の部品の形状や仕様を推奨します。これらの協業を通じて軸受け部のみならず、お客様のユニット全体の付加価値を高めます。

すべり軸受けとしてなぜノルグライドが優れているのか?

ノルグライドは最大で0.30mmもの厚いPTFE層を持つベアリングです。ガタつきを無くすために締まりばめで使用する場合や組付け時にミスアライメントが発生してしまう場合において、厚いPTFE層がシャフトになじみ、低く安定した摩擦係数を維持することができます。もしハウジングとシャフトの公差の関係で隙間ばめとなってしまう場合においても、厚いPTFE層が振動を吸収しノイズの発生を抑制します。

また、PTFEやバックメタル、中間層、厚みの種類と組み合わせを幅広い選択肢の中から選択できることも大きな利点です。ガタツつきを無くしたい。大きなはめ合い公差やミスアライメントを吸収したい。低摩擦にしたい。振動・ノイズの問題を解決したい。長寿命化したい。錆の問題を解決したい等のお客様が直面している課題と用途に合わせてカスタマイズされたソリューションを提案します。