2021年 02月 03日
電着塗装とは、通電させることで塗料をむらなく迅速に構造物に付着させる手法です。対象となる構造物のすべてをコーティングするには、それらに導電性を持たせる必要があります。
図2ーノルグライドのユニークなラミネート材の断面図。厚みのあるPTFEの層により、耐用年数を通じて一貫した性能が発揮されます。本用途の場合、ペイントブリッジを防止するために非導電性のPTFE層が用いられます。右のノルグライドLRベアリングには、導電性を確保するためのノッチが見てとれます。
その結果、コーティングに必要な通電性を確保すると同時に、相手部品接続部の絶縁によって、電着塗装工程における不具合の原因となるペイントブリッジ発生を排除することができます。本ソリューションを既存の導電性のあるベアリングに置き換えることで、塗装ごみの発生を大きく抑え、スムースで効率的な塗装作業を促すことができます。